循環器疾患
日本循環器学会専門医として、基幹病院に引けを取らない精度の高い診断を目指し、患者様が大事に至る前に適切な治療を受けられるよう尽力します。
当院は公立陶生病院などの基幹病院と「シームレスな病診連携」を構築しており、基幹病院に迅速に紹介し、カテーテル治療など行って頂いた後、当院で内服治療継続する、そして6ヶ月あるいは年1回基幹病院で診て頂く、これが当院の基本的な診察パターンです。循環器のトラブルは早期の対応が必要ですので、何らかの不安がある場合は必ずご相談ください。
不整脈の診断
胸部X線、心電図にて基礎疾患のチェックを行い、採血にて、甲状腺疾患、電解質異常などがない事を確認の上、24時間心電図Holter を行います。
アブレーションの適応例については、積極的に勧め、基幹病院へ紹介とします。
狭心症の診断
活動時5~15分ほど前胸部痛があり、安静にて前胸部痛がすっきり改善する場合に疑います。安静時に起きる胸痛は典型的な狭心症の症状とは言えません。糖尿病、高血圧、脂質異常症、肥満、喫煙のリスクファクターが多いほど強く疑います。
冠攣縮性狭心症(異型狭心症)については、冠動脈に有意狭窄がなく、胸痛時の虚血性心電図変化を確認できていれば診断しても良いですが、虚血性心電図変化を確認できていなければ、原則カテーテル検査行いエルゴノビン負荷あるいはアセチルコリン負荷陽性にて診断とする必要があります。
投薬による本人の症状の改善だけ(胸痛時の虚血性心電図変化を確認できていない場合)で診断するのは不十分で、冠攣縮性狭心症と診断された人に改めてアセチルコリン負荷を行って陰性であった例が少なからず存在します。曖昧な冠攣縮性狭心症の診断は、その後の必要のない内服治療や日常生活の制限を招き不利益をもたらすため注意が必要です。
急性心筋梗塞の診断
来院時も胸痛がある場合は、順番に関係なく心電図行い、虚血を疑う変化があれば、他の検査を待たずに、早急に救急車にて緊急経皮的冠動脈ステント術が行える基幹病院へ搬送します。平成7年は当院から10例公立陶生病院へ救急搬送をしていますが、事前に電話にてカテーテル治療の準備をするように依頼するため、全例当院での心電図検査から2時間以内にカテーテル治療を始める事ができています。
公立陶生病院へ紹介数
2025年1月~12月(1年間) 192件
- 循環器内科 77件
(公立陶生病院での治療経過を示す)
主な疾患について下記に掲載。
- 発作性心房細動 16件
(アブレーション11件、僧帽弁置換術+メイズ手術1件、内服治療4件) - 発作性心房粗動 1件
(アブレーション1件) - 心室性期外収縮 8件
(アブレーション4件、内服治療4件) - 洞機能不全 2件
(体内式ペースメーカー植込み1件、経過観察1件) - 上室性頻拍 1件
(内服治療1件)
- 急性心筋梗塞 7件
(緊急経皮的冠動脈ステント術6件、大動脈内バルーンパンピング1件) - 狭心症 12件
(経皮的冠動脈ステント術1件、冠動脈バイパス術1件、内服治療1件、定期紹介9件) - 冠攣縮狭心症 3件
(カテーテル検査にて負荷試験陽性、内服治療3件)
- 僧帽弁閉鎖不全症 2件
(手術予定2件) - 大動脈弁閉鎖不全症 1件
(内服治療1件)
- 閉塞性肥大型心筋症 1件
(内服治療1件)
- 消化器内科 28件
- 呼吸器内科 23件
- 神経内科 14件
- 腎臓内科 9件
- 泌尿器科 16件
- その他 25件
- 発作性心房細動 1件
- 高度房室ブロック 1件
